9.島の言葉 2002.06.26

 沖縄方言といえば、
  
 沖縄方言も、有名になってきた。
みんなも知ってる言葉って、あると思う。

私は沖縄在住歴18年、うち伊江島16年になろうとしている。
なのに、うちなーぐちを使えるかといえば、「あんまし」なのだ。はっきし言って、おばあに完全にうちなーぐちだけで話されたらお手上げで、英語やスペイン語のほうがまだわかる(笑)。でも、一口にうちなーぐちといっても、島ごと、地域ごとに違っているし、私の身近にうちなーぐちを話す人がいないってのが、一番の理由だろう。
私だって、沖縄のダンナがいておばあと暮らしているんだったら、うちなーぐちを話すようになっていると思う。まぁそんなもんだ。(といっても、うちなーぐちを理解しない沖縄の若い子は増えている。那覇など都心部では特にそう)
 島に来た当時は、「うちなーぐち話さないと島んちゅにはなれないさー」とか言われて、当惑したもんだが、今では「自然に覚えられればいいし、無理して勉強することもない」って開き直ってる。だって日本語で話通じるもん。私にとって無理して覚えたいのは、中南米に行って、使わないとコミュニケーションが成り立たないスペイン語だったり、他の言葉だったりする。とりあえず、言葉はコミュニケーションの手段だ。通じりゃいいよ、そう思う。何分脳みそがあまってる訳ではないので、たくさんのことは覚えられないんだもの(苦笑)。

 さて、完全なうちなーぐちでなく、共通語(?)を使っていても、島独特の言い回しってある。長年住んでいると、最初は違和感を覚えた言い回しも、なんだか普通になってくるから面白い。さて、みんなは下記のような使い方をどう思うんだろ?

■ アメリカ〜・・・ボクはカナダ人なんだけど。
 今朝洗濯物を干していたら、となりのタバコ畑で収穫していたうちの子供の同級生のお母さんが、「最近アメリカ〜見ないねぇ」と、話しかけてきた。「アメリカ〜」は、ジョージのことである。それに対して私は、「アメリカ〜は、スイス人なんだけど(なんつー日本語)もう帰ったさ〜」って答える。そう、「アメリカ〜」は、別にアメリカ合衆国国籍の人のことではなく、単に外人(アジア人除く)のことを指す。本島に暮らすカナダ人の知人はいつまでたっても、「ボクはアメリカ人じゃない」って怒ってるけどね。

■ 旅
・・・近くても旅ですか?
 島に来た当時、「今日何回も電話したけど、いなかったさ。旅、行ってたの?」と聞かれ、日帰りで名護に行ってただけの私は、「あ、名護に行っただけですけど・・・」と答えると、「ああ、やっぱり旅だったんだね」「いや、だから名護に・・・ぶつぶつ」
島から出ることを、「旅に行く」ということを知ったのは、しばらくしてからです。
応用編その1.
旅から来た野菜(or魚)島で採れた以外の野菜or
魚。
   その2.旅から来た嫁伊江島以外出身のお嫁さん。名護からでも、東京からでも、マレーシアからでもすべてひとくくり。

■ 来る
・・・どっちが行くの?来るの?
 うちの子供と友人A君が電話で話している。どうやら一緒に宿題をすることになったらしい。「じゃあ今からAんちに、来るから
というのは、うちの息子が今からA君ちに行くことです。


■ しましょうね・・・誘っているわけではなく、本人のみの行動をあらわす。
 大阪から来て民宿のヘルパーをしていた20歳のBちゃん、民宿のおばさんが、「じゃあ買い物に行きましょうね」と言って出かけるので、あわてて後を追った。Bちゃんが付いて来るのに気づいたおばさんは、「あい、Bちゃん。私が買い物に行くのに留守番してないと」「え?だっておばちゃん、今一緒に買い物に行こうって言うたやん」

 ああ、書いていてややこしくなってきたので、続編はまた今度ね。