ダイビングボート「あかじん2」を海へ

台風8号の影響で2日間止まった伊江島フェリーも、今日から全便平常運航です。

夕方の満潮時に、台風対策で陸揚げしていた伊江島ダイビングサービスのダイビングボート「あかじん2」を海に降ろしました。

ダイビングボートを海へ

ダイビングボートを海へ

ウィンチをゆるめて、台車ごとゆっくり斜路から海に降ろします。
これ、私は毎回なぜかドキドキするんですよね。

ダイビングボート、台車から抜ける4

ダイビングボート、台車から抜ける4

充分な水深に降りたら、船のエンジンをかけてバックで海に出ます。
後はウィンチで台車を引き上げます。
台車は洗って、フィークリフトで所定の場所に片付けます。

ダイビングボート、あかじん桟橋へ

ダイビングボート、あかじん桟橋へ

ダイビングボートは無事、あかじん桟橋に戻って来ました。
これで、いつでもダイビングに行けます。

台風対策したボートの上

台風対策したボートの上

ちなみにボート上はまだ、台風対策のあとで散らかっています(>_<) 「あかじん2」にはフタが多いので、台風で飛ばられないように、土のうを積んでロープで固定しています。

アミモンガラの赤ちゃん100匹

「あかじん2」の奥に停泊しているのは、YYYクラブ・イエリゾートのクルーザーです。
そのクルーザーと桟橋の間に、吹き寄せられた海草やゴミが浮いていました。

台風で吹き寄せられたゴミ

台風で吹き寄せられたゴミ

汚い? いえいえ、このゴミの中には宝物もいるのです。
いろんな魚の幼魚がかくれています。
トゲヨウジ、マツダイ、ハナオコゼ、ソウシハギ・・・などなど。

アミモンガラの赤ちゃん

アミモンガラの赤ちゃん

今回目についたのは、アミモンガラ(Canthidermis maculata)の赤ちゃん。
一眼レフを持ってなくて防水コンデジなので、はっきりしない写真でごめんなさい。
持って出ようかと思ったのですが、一眼、塩塩になるのが嫌だったんですもの(苦笑)。
この個体は一番大きく、5cmくらいありました。

アミモンガラの幼魚は、外洋の流れ藻などに付き、軽石の擬態をしていると言われています。

アミモンガラの赤ちゃんがたくさん

アミモンガラの赤ちゃんがたくさん

そして、クルーザーの周囲には、本当にたくさんのアミモンガラの幼魚がいました。
この子たちは、1~1.5cmくらいの個体。
ざっと数えて、100個体以上はいたとおもいます。

多分、台風の南風に吹き寄せられて、着岸したのでしょう。

今回の台風、本当に困ったちゃんでしたが、まぁ周囲を見渡せば、こんな可愛い贈り物もあります。

ってか、明日からのダイビングは、キャンセルばかりなんですが・・・・(泣)