沖縄が秋めいてきたら、伊江島南側のダイビングポイントへ
9月末、10月初めに、大型の台風が沖縄を通過し、その後はすっかり秋めいて来ました。
例年より、秋に入るのが早い?
季節が秋に入ると、沖縄は南風より北風が優勢になります。
必然的に伊江島のダイビングポイントも、北側より南側で潜る確率が増えてきます。
伊江島の南のポイントを代表するパッチリーフ
伊江島の南側で、一番ダイビングすることが多いのが、パッチリーフです。
パッチリーフの「パッチ」は、パッチワークで使うのと同じ「パッチ」。
綺麗な砂地に、リーフが繋ぎ合わさっているので、パッチリーフと言います。
ゆっくり綺麗な魚を観察
水深13~17m程度の白い砂地に、サンゴの根が散らばるパッチリーフ。
砂地の生物や、サンゴに住む生物などが、ゆっくりのんびり観察できます。
ピンク色のハダカハオコゼ(学名:Taenianotus triacanthus)。
ハダカハオコゼには数々のカラーバリエーションがありますが、このピンクの子が一番派手ですね。
英語で、Leaf scorpionfish や Paperfish と呼ぶように、葉っぱや紙切れがひらひらしているように見えます。
捕食するもの、されるもの
パッチリーフには、ケラマハナダイやスズメダイ系の小魚が群れています。
大口を開けた、ハナミノカサゴ(学名:Pterois volitans)。
あくびをしているのか、はたまた捕食しようとする瞬間なのか。
サンゴの岩穴には、ドクウツボ(学名:Gymnothorax javanicus)が隠れています。
スカシテンジクダイやキンメモドキ、餌になる魚はたくさんいますね。
小さな魚にとって、ゆりかごのようなサンゴ礁。
でも、なかなか油断はならないようです。
いつも見られる魚たち
ヨスジフエダイ(学名:Lutjanus kasmira)は沖縄ではビタローと呼ばれ、食用魚です。
パッチリーフには、若いヨスジフエダイが群れています。
沖縄ではタカサゴの仲間を「グルクン」と呼び、県魚となっています。
もちろん重要な食用魚。
この「グルクン」は、イッセンタカサゴ(学名:Pterocaesio trilineata) です。
「一線」ではなく、不鮮明な数本の縦じま模様があるのが不思議。
キツネアマダイ(学名:Malacanthus latovittatus)は、サンゴ礁域の砂礫底に生息する魚です。
体長40cmほどになり、この仲間では大型の種類です。
パッチリーフでは、ゆっくり落ち着いて様々な生物を観察できます。
そのため、フィッシュウォッチング派にも、水中写真派にも、ふさわしいダイビングポイントです。
魚に詳しくない方でも、のんびりカラフルな魚を眺めるダイビングは、楽しいですよ。
伊江島北側のダイナミックなドロップオフもいいけれど、南側の癒し系ポイントも伊江島ダイビングの特徴です。
伊江島ダイビングサービス、今後の予約状況
2018年も後半残り3ヶ月。
「1年が経つのは早いなぁ」 この言葉を何度繰り返しているでしょう(笑)
今年の伊江島ダイビングサービスは、12月18日より冬期休暇に入ります。
冬期休暇 2018年12月18日(火)~2019年2月28日(木)
2019年3月1日(金)より、元気に新年度スタートです。
冬期休暇中でも、湯野川が伊江島にいる時はダイビングをお受けすることが可能です。
お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。