伊江島の夏、再び?! 北東ポイントでのダイビング
伊江島は、クーラーが必要な気温に戻りました。
10月23日の気温、29℃。
陸上にいると、暑い!!
ただし水中は24℃。
9月末、10月初めの大型台風で海がかき回され、水温が下がったままです。
北風が続いていて入れなかった伊江島北東のポイントで、久しぶりにダイビングして来ました。
伊江島の位置を確認
伊江島は沖縄本島のすぐ東側に位置しています。
台風の大きなうねりや波も、東側から来るものは、沖縄本島が大きな盾になって伊江島を守ってくれます。
反対に西側は、中国大陸まで大海原なので、大時化の影響を受けやすいのです。
今年の大きな台風でも、西側のサンゴの被害が顕著でした。
また、沖縄本島から距離が近いので、大時化でフェリーが欠航することも少ないです。
船酔いの心配も、軽減されますね。
オホバに潜ってみた
伊江島のメジャーなポイントであるオホバ近辺は北風続きのため、台風以降なかなかダイビングすることができませんでした。
久々の、オホバでのダイビング。
ギンユゴイの群れ
オホバの浅瀬では、ギンユゴイ(学名:Kuhlia mugil)が群れていました。
この魚は、尾びれの5本の黒い線が特徴的です。
インド・太平洋域の温帯・熱帯海域に分布しています。
ギンユゴイの幼魚は、タイドプールなどでも観察できますよ。
クビアカハゼの赤ちゃん
水深30mに、体長2cmほどのクビアカハゼ(学名:Amblyeleotris wheeleri)の赤ちゃんがいました。
通常、水深がある程度深いところで、普通種のクビアカハゼなんて興味をもって見ません。
他に観察したい生物や、写真を撮りたい魚などがいるからです。
でもこの時、いつもピグミーシーホースがいるヤギに、彼らはいませんでした。
多分台風で飛ばされてしまったのでしょう。
そんな時に、小さなクビアカハゼが深場で生き延びているのを見て、とても愛おしく思いました。
共生のテッポウエビも、せっせと砂を運び出しています。
この種類のテッポウエビは、とても働き者です。
大きな台風がふたつ通りすぎた後、ふだん観察していたのに、いなくなった生物もいます。
でも、小さな命がちゃんと営まれているのを見ると、少しほっとしました。
伊江島北東ポイントのサンゴの状況
伊江島西側のサンゴの被害が大きかっただけに、オホバ近辺の被害状況が心配でした。
実際に行ってみると、北東側のサンゴは被害を受けているものの、根こそぎなくなったりはしていません。
ただ、枝がかなり折れたサンゴもあります。
せっかく綺麗に育った伊江島のサンゴ。
早くまた元通りの美しいサンゴ礁が見られますように!!
大きな台風が通り過ぎた後は、海中の風景が大きく変化したりします。
いつも見ている海の景色が変わり、生物にも影響があると、とても心が痛みます。
それでも力強く生きている生物に、勇気をもらいます。
来年の夏には、いなくなった生物たちが戻ってくれるといいなと思います。
伊江島ダイビングサービス、今後の予約状況
これから12月中旬まではゲストも少なく、ゆっくりのんびりダイビングをお楽しみいただけます。
ボートに上がった後が寒いので、ボートコート等をお持ちくださいね。
2018年度の冬期休暇
12月下旬から2月いっぱいまで、冬期休暇をいただきます。
今年の冬期休暇は、下記の予定です。
冬期休暇 2018年12月18日(火)~2019年2月28日(木)
2019年3月1日(金)より、元気に新年度スタートいたします。
冬期休暇中でも湯野川が伊江島にいる時は、ダイビングが可能な場合があります。
(ボートのメンテナンス中等は除く)
ダイビングご希望の際は、お気軽にお問い合わせください。