梅雨明け後のダイビング

6月26日(木)、沖縄は梅雨明けしました。
梅雨が明けた途端に、ピカピカの晴天。そして暑い!!

梅雨明け後のオホバ浅瀬

梅雨明け後のオホバ浅瀬


伊江島の北側のポイントで水温27℃。
透明度も良くて、ドロップオフの棚にいるダイバーも気持ちよさそうです。

キホシスズメダイが2013年の新種記載?!

ダイバーの後ろで群れているのは、沖縄ではダイバーが当たり前に目にするキホシスズメダイです。
沖縄の方言でヒカーグヮーといい、から揚げにしてよく食べられます。

オホバのキホシスズメダイ

オホバのキホシスズメダイ


この当たり前に目にするスズメダイが、2013年の新種記載だってご存知ですか?

1960年に学名:Chromis flavomaculata(和名:キホシスズメダイ)が新種登録されました。でもその時の標本が、実はスズメダイ(学名:Chromis notata)のものだったということが鹿児島大学の研究者によって判明。なんと、キホシスズメダイに学名がなくなったのです。
そこで2013年に、学名:Chromis yamakawaiとして新種記載となりました。

魚ってダイバーがよく見るものに学名がなかったり、いつの間にか名前が変わっていたり・・・面白いものですね。

 鹿児島県漁連に勤務する岩坪洸樹さんが、奄美群島などに生息する魚「キホシスズメダイ」が実は新種だったことを論文で正式に発表。学名を「クロミス・ヤマカワアイ」と名付け話題になっている。

 岩坪さんは鹿児島大学在学中にスズメダイに関する研究を行っており、1960(昭和35)年に「キホシスズメダイ」が発表された際に元となった魚の標本が「スズメダイ」のものであったことを発見。約4年の研究を経て、2013年2月に同大教授の本村浩之さんと共同で論文を発表。同年11月に日本動物分類学会の会報誌「スピーシーズダイバーシティ」に掲載され、正式に証明された。

引用文献:鹿児島経済新聞 2014年1月16日より