不思議な模様のカクレクマノミ
伊江島の南側のポイントには、変わった模様のカクレクマノミがいます。
目の上の白点からイメージして、通称「マロ」と呼んでいます。
ニモでもおなじみになったカクレクマノミは、普通は下の写真のような模様です。
水族館などでも大量に飼育されていたり、一番人気のクマノミですね。
ダイバーではない一般の方は、クマノミというと、オレンジと白のカクレクマノミをイメージされる方が多いんじゃないかな。
幼魚の時の模様は、大人とは違う模様です。
でもマロは、普通の幼魚とも全く違っています。
頑張れ、マロ
マロは長い間同じ場所で生活していて、伊江島ダイビングサービスではずっと観察しています。
でも、通常のカクレクマノミより成長が遅く、ほかの仲間にもいじめられるのか、おどおどしてとても臆病です。
写真を撮ろうとしても、すぐにイソギンチャクに隠れるので、全身を撮影するのはなかなか難しいです。
でも、健気に生きているので、ついマロを応援したくなります。
「マロ、頑張れ!」
ダイバーの皆さんも、マロを見守ってあげてくださいね。
ちなみに日本には、カクレクマノミのほかに、クマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、セジロクマノミ、トウアカクマノミの6種類のクマノミが生息しています。伊江島にも6種すべてがいますよ。
春になったら伊江島のダイビングで、マロを始め他のクマノミたちも一緒に観察しましょう。