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さて今回の写真は、オーネイトエンジェルです。ヒレナガヤッコ属の魚で、雄と雌とで体の模様が全く違います。
ちなみに黄色いラインの方が、雄です。基本的には日本にいない魚ですが、稀に沖縄にも小型の雌が流れ着くようです。ただし、定着には至っていないようです。この魚には、最初にオーストラリアのクリスマス島で出会い、次にセブ島でも見ることが出来ました。
クリスマス島は、まさに絶海の孤島という感じの島です。特に時化ている時期だったこともあるのですが、ボートでは全くダイビング出来ませんでした。しかしこの時期のクリスマス島は、オカガニの一種のクリスマスクラブの産卵時期で、まさに島一面が赤いじゅうたんといった感で、カニに覆いつくされます。レンタカーでドライブをしたのですが、道路を歩くカニを無数に踏み潰す音で、とっても心が痛みました。宿泊したホテルのプールで産卵しているカニもいて、我慢できなかったのか、それとも間違えたのか、なにか哀愁を感じてしまいました。また、ホテルの庭には、夜になるとヤシガニがたくさん出てきて、部屋の玄関でこっちを威嚇するのもいて、甲殻類に占領された島のようでした。クリスマス島は、このカニの幼生を求めてやってくるジンベイザメで、有名になった(?)島ですが、ちょうどその時期に時化るのと、アクセスの悪さで、今はあまり話題になっていません。
ボートが出せなくて、毎日ビーチからダイビングをしていましたが、自分たちの好きな水深に行けて、良かったのかもしれません。ちなみに、ガイドはつきませんでした。島の周りは急峻で、あっというまに深くなっています。その落ち込みにちょっとした棚があり、そこにオーネイトエンジェルがいました。水深は60m前後で、次にセブ島で見た水深よりは深めだったのですが、初めて見たので、とても興奮したのを覚えています。他にはコリンズエンジェルもいたのですが、こいつがさらに深く、写真を撮るのが一苦労でした。しかし何年か後、パラオのブルーホールの水深15mでオーネイトを見た時には、愕然としました。クリスマス島での苦労は、いったい何だったんだ。その当時のパラオは、まだマクロを持ってダイビングするダイバーがあまりいなくて、同じダイビングボートで一緒だった女性に、「えー、パラオでマクロですかあー」と言われ、心の中で、「ほっといてくれー」と、思っていました。
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