伊江島でしか見つかっていない新種のカニ

伊江島ダイビングサービスのオーナー湯野川恭が発見した新種のカニ、『イエジマガマガザミ』が沖縄美ら海水族館で展示中です。

イエジマガマガザミ

伊江島の洞窟内に住むイエジマガマガザミ

伊江島の北側の海底洞窟内で発見され、2011年に新種記載された『イエジマガマガザミ』が、6月13日より沖縄美ら海水族館で展示されました。

イエジマガマガザミってどんなカニ?

イエジマガマガザミは、ガザミ(ワタリガニ)科ハイガザミ属に属する甲らの大きさが3㎝ほどの小さなカニです。
伊江島の北側の海底洞窟から採集された1個体を基に、2011年に新種記載されました。
「ガマ」とは沖縄の方言で「洞窟」のことで、伊江島の洞窟で発見されたことから、「イエジマガマガザミ」と和名が付きました。
学名にも<Catoptrus iejima>と、iejimaが入っています。

光の届かない洞窟の奥に住むため、目が小さいのが特徴です。
現在のところ、伊江島からしか見つかっていず、詳しい生態もわかっていません。

展示のご案内

沖縄美ら海水族館の「サンゴ礁の小さな生き物たち」コーナーで、是非ご覧ください。

【展示開始日】平成25年6月13日(木)~
【場   所】沖縄美ら海水族館 「サンゴ礁の小さな生き物たち」
【展示個体】 1 個体、甲長約3cm

本展示案内のページ

TVニュースでも紹介

6月19日にTVニュースでもイエジマガマガザミが紹介されました。
私は残念なことに見逃したのですが、TVを見た方によると、発見者の湯野川についての話もあり、結構長い時間のニュースだったようです。