Diver's Interview

ダイビングは生活のサイクルの一部。
知識が増えると、ダイビングはより楽しくなります。
古川 洋子 Yoko FURUKAWA
保健師 東京都在住

今年伊江島ダイビングサービスでダイビングすること7回の古川さんは、今年1年での伊江島ダイビングサービス利用最多記録。伊江島に来だして10年が経つという彼女に、ダイビングの魅力、はたまた何故こんなに伊江島に通うようになったのか、を尋ねてみました。
今回の帰りには、念願だった美ら海水族館の大水槽横のカフェでビールを飲みながら、マンタやジンベイを眺める、というのも実現。本物の海の中を知っているから、水族館の水槽も面白い、という彼女のダイビングに対するスタンスは、どのようなものなのでしょう。FFCの海外ダイビングツアーにも何度も参加、オタッキーではない程よい魚好きダイバーです。



ダイビングを始める前は、
南の島リゾーターだったんです。
―― 今年の最多記録おめでとうございます(笑) 年7回は多分石井さんの記録(1992年)と、タイ記録ですね。
古川 ありがとうございます(笑)。だって私、その石井さんの紹介で、伊江島ダイビングサービスに来始めたんですよ。初めて来たのが1993年の5月、1週間ぐらい滞在しました。その頃は毎日3、4本潜ってましたね。本数が100本ぐらいで、ダイビングしたくて仕方ない頃だったから。

リリーフィールド美女3人組?
いろんな季節に来ています
―― 今何本ぐらい?
古川 567本かな。

―― ダイビングを始めたきっかけは?

古川 元々、南の島でリゾートするのが好きだったんです。沖縄もダイバーになる前から、宮古島や久米島に来てましたし、鹿児島の与論島にも行きました。それで、友達とモルディブに行った時、ダイビングが有名なところだっていうんで体験ダイビングを申し込みました。リゾートコースで3ダイブ、その後ボートにも乗れるよって言われたんで、ボートで2ダイブしました。そして東京に帰ってから、講習を受けました。

―― モルディブでダイビングにはまっちゃった訳ですね。
古川 ですね。それと、モルディブであまりに簡単に潜っちゃったんで、帰って講習を受ける時には、きちんとした講習が受けたいと思いました。

ジャマイカにて
元々が、リゾーターなんです
―― 今までに潜った場所は?
古川 伊豆、富戸、安良里、小笠原、鹿児島、沖縄(西表、久米、伊江)、そうそう私ケラマに行ったことがない(笑)。海外では、パラオ、モルディブ、マブール、サイパン、FFCで行ったコスメル・カンクン、タークス&ケイコス、バハ・カリフォルニア、恭子さんと行ったイースター島、ジャマイカ。

伊江島にハマった訳
―― それでは、どうしてこんなに伊江島に通うことになったのでしょう?
古川 ん〜、魚がヘンだから(笑)。魚の名前を覚え始めた頃に伊江島に来るようになったので、ちょうど面白かったんです。最初は年1回来ていたのが、年2回、3回と増えていき・・・飛行機代が安くなったのも理由のひとつかな。回数が増えるごとに、海の中の季節感が分るようになり、定点観測の楽しみが出来ました。
それから友人に、週末だけ行っても楽しいよ、って言われたのもあります。それまでは、せっかく沖縄まで行くんだからちょっと長い目に、って思っていたのですが、週末ちょっと行くだけでも、ダイビングは楽しいし、仕事の気分転換になります。最初は友人と予定を合わせて来ていましたが、宿もサービスもなじみになると、ひとりで来ても全然問題ないので、自分のスケジュールさえ空けば、気軽に来られます。それやこれやで、去年は6回、今年7回になってしまいました。

―― 今まで潜った中で、好きな場所は?
古川 中の瀬東、オホバ。

―― 別に伊江島に限らなくても・・・
古川 だったら、ラパスの「ロス・イスラテス」、コスメルの「ホテル前サンセット・ビーチダイブ」、カンクンの「セノーテ」。だけど、やはり一番好きなのは中の瀬東。定点観測できますから。

神秘的なセノーテ
―― じゃあ、好きな生物は?
古川 基本的に小さくて可愛くて綺麗なのが好きです。パラオのイレズミフエダイの群れは見たかったので嬉しかったし、ヒメイトマキの群れ・・・

―― あのー、それ小さくて可愛くは・・・
古川 いや、群れも回遊魚も好きですよ。でも湯野川さんに、回遊魚なんて世界中どこに行ってもだいたい同じじゃないって言われて。カリブのハムレットは、写真で見ていて、実際に初めて見られた時は感動的でした。でも、先月行ったジャマイカは、ハムレットが多かったよね。初めて行ったカリブのコスメルは、少なかったのに。今年伊江島で見たボロカサゴも別格。それから1997年の伊江島は私にとって完璧でした。サンゴの白化もまだ起ってなくて、一面のサンゴが美しく、中の瀬のモモちゃんはいっぱいいて・・・

―― これから潜ってみたい海は?
古川 
パプアニューギニアやガラパゴスは、行ってみたいですね。セント・クロイの桟橋ナイトダイビングは、写真を見ただけでズル。コンク貝の殻にスポッテッドドラムの超幼魚が入ってる写真、今でも覚えてますもん。絶対行きたい。でも私は、1回行った所にもう一度行くっていうタイプなので、パラオに久しぶりに行きたいです。

念願の水槽前オリオンビール
何だかマダラトビエイもビールが飲みたそうだ
―― ダイビングの魅力って何でしょう?
古川
 一言で言うのは難しいけれど、やはり海中で非日常を味わえる、ってことです。海は知れば知るほど、知識が増えるほどに面白くなっていきます。昔は本数を稼ぐことが面白かったこともありましたが、今は1本1本が充実していれば満足できますね。
またダイビングを通じて、いろんな方と知り合いになれます。最初に貴重なダイビング仲間と出会えたのも大きいですし。今ではダイビングは、本当に生活のサイクルの一部です。ダイビングを始めて、環境のことも気にするようになりました。また天候を気にするようになったり。東京にいて風向きなんて普通考えもしませんよね。自然には敏感になりました。だから、ダイビングを止めるなんて、考えられないですね。

―― 何か最後に一言
古川
 年を取ってから行く、自分のホームベースがなくなると困るので、ダイビングサービスはずっと続けてください。

2003.11.10