矢部 通也 Michiya YABE会社員 兵庫県在住 50歳 矢部 かつ見 Katsumi YABE 主婦 兵庫県在住 39歳 伊江島で出会って結婚したお二人。利用しているダイビングサービスは、矢部さんが伊江島ダイビングサービス、かつ見さんが大洋マリンと別だったが、宿泊していたのが同じ「民宿くなぎさ」だったことで、知り合った。 今回の年末年始ダイビングは、1ダイブ目で矢部さんが肉離れを起こしてしまうというアクシデントに見舞われたが、かつ見さんの方は存分にダイビングを楽しんだ模様。 ダイバー同士が知り合って結婚という、独身ダイバーには羨ましいともいえるお二人に今回はインタビュー。 出会いは、「民宿なぎさ」 亡くなった勝兄さんが、いわばキューピット。 ―― ダイビングを始めたきっかけは? 矢部 6年ぐらい通っていたスイミングスクールが、ダイビングを始めたんです。そこで講習を受けました。 かつ見当時市役所に勤めていたんですが、友人とタヒチに行ってみようという話になって、それならダイビングを始めた方がいいって勧めてくれた人がいたんです。たまたま市役所のそばにショップもあり、通うのにも便利だったんで、やってみようかなと思いました。
矢部 講習を受けたところのツアーです。「なぎさ」がオープンして、まだ1週間目ぐらいだったと思います。2回ツアーで来て、それから友人と来出すようになりました。 かつ見私は、ショップのツアーでは久米島に行ったんですが、夏で暑くてバテてしまいました。その後、友人達がお正月に伊江島に行くと言うんで、一緒に来ました。潜っているサービスが大洋マリンで、そのお客さんはたいがい隣の「みなみ」に泊まるんですが、なぜか友人が「なぎさ」を使っていたんで・・・ ―― で、出会ったんですよね。 矢部 94年の年末に友人と来て、友人は家族と一緒にお正月を過すっていうんで、先に帰っちゃったんですよ。 かつ見私は友人と来ていたんで、夜民宿で勝兄さんやみんなと飲んだだけなんですが・・・ 矢部 僕の一目惚れですね。 矢部さんの素早い行動の後、 阪神大震災がふたりをより接近させた。 ―― そこから、どのように展開していったんですか? 矢部 1月5日に仕事関係で、西宮市役所に年始の挨拶まわりに行ったんです。それでかつ見が税制課にいるって聞いていたもんで、そこにも顔を出して・・・ 住まいが宝塚と西宮で近かったのも、ラッキーでした。
かつ見びっくりしましたよ。でも、最初は何だかイヤだなぁ(笑)、って思いました。 矢部 初めて一緒に食事をしたのが、1月16日。 かつ見震災の前日なんです。伊江島に一緒に行った友人も同行する予定だったんですが、風邪で来れなかった。ふたりだけのつもりはなかったんだけど(笑)。 矢部 それで震災の後、かつ見の家の引越しなんかを手伝ったりしているうちに、3月ぐらいにはもう結婚の方向に進んでしました。 かつ見いや、私は結婚する意志なんてなかったんですよ。でも結婚しても自分の生き方が通せるんだったら、まぁいいかな、と思って。 矢部 それで、94年7月に結婚しました。周りの理解がなかなか得られなくて、大変でしたが。 ―― 出会った伊江島には、いろんな思いがありますよね。 かつ見思い出はいっぱいありすぎて、一言では言えないです。 矢部 もちろん伊江島ダイビングサービスや大洋マリンやなぎさがあったから、僕達が出会えたんだけど、それ以外でも、例えばマルイストアに行くと、「また来たの」って声をかけられる。沖縄本島ではそんなことはありません。島全体が素朴で親切です。 かつ見最初「なぎさ」に泊まっていたんですが、私はやはりお風呂やお手洗いが不便なんで、しばらく「YYY」に泊まっていました。今回初めて「ヒルトップ」に泊ったんですが、これが大ヒット。生ビールがいつでも飲めるって、いいじゃないですか。おばさんもすごくやさしいし、ご飯が美味しい。 矢部 僕は運転手なんで、いつでもは飲めない(笑)。でも、かつ見が喜んでくれるから、いいです。
矢部 僕は今331本なんですが、今回は肉離れというアクシデントで、1本しか潜れなかった。 かつ見最初のダイビングでダーリンが潜れなくなったから、私も潜れなくなる、って困りました。でも湯野川さんが手をつないで潜ってくれるって言うんで、思い切って行ってみたら面白かった。ウミガメも見ましたし、オシャレハナダイも見ました。 矢部 ダイビングは、仕事のストレスを忘れさせてくれます。それに、ダイビングをしていたからこそ、ふたりが出会えた。 かつ見私は2、30本目ぐらいまでは、潜るのが精一杯で魚なんかちゃんと見ていなかった。今70本なんですが、50本ぐらいから楽しくなって、魚の名前も覚え始めました。水中って海のことしか考えないし、それに集中するじゃないですか。他の遊びだったら、ついほかの事が頭をよぎったりするけど、海の中はそれだけ。魚は可愛いし、潜らないと自然のままの魚は見れない。 ―― おふたりはAKRに行かれたこともありましたよね。 矢部 かつ見がイルカを見たいと言うので、結婚した翌年のGWに行きました。 かつ見ドルフィンスイムと、ドルフィンダイブはしましたが、あまり潜らなかった。 矢部 沖縄と違って、海があまり明るい感じではなかったので。でも、リゾートは良かったです。 ―― では最後に、何か言っておきたいことなどありますか? かつ見ダイビングをしたことのない人にも、ぜひ潜ってみたら?って言いたいです。私も最初はこわかったんだけど、10年やって来て、楽しいと思えるようになりました。怖いと思いながらもずっと続けてきたのは、やはりダイビングに、他には代えられない魅力があったんだと思います。 矢部 今になってみると、ダイビングをやっていることによって、人と人がどんどんつながっているのがわかります。そんな縁をこれからも大切にしていきたいですね。 |
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※ 勝兄さん・・・民宿なぎさの亡くなったお父さん。海人で、お酒好き。夜はいつも宿泊客とお酒を飲んで盛り上がっていた。世話好きで、お客さん一人ひとりを家族のようにもてなしていたので、今も勝兄さんを慕う人は多い。湯野川も島に来た当初、大変お世話になりました。 ※ AKR・・・アンソニーズ・キー・リゾートホンジュラスのカリブ海側に浮かぶロアタン島にあるリゾート。イルカの研究所を併設していて、イルカと共に泳いだり、潜ったりするプログラムがある。日本からは非常に遠いのが難点だが、自然の中に建つリゾートは素晴らしい。管理人は2度行ったことがある。 |
2004.1.05