気象庁と米軍の台風進路予想

2014年10月08日現在、台風19号 (ヴォンフォン) が沖縄に近づいています。
伊江島でダイビングサービスを営んでいる私たちにとって、台風情報を知ることはとても大切です。

基本的に台風の情報は、日本の気象庁と米軍のサイトで確認します。
気象庁台風予想進路図 
米軍台風予想進路図(JTWC)(日本時間への換算は+9時間)

上記ふたつを見比べるのが、台風予報の基本だと思います。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)でアジアの情報を表示する方法

最近、ヨーロッパ中期予報センターという言葉を聞くことがあります。
ヨーロッパ中期予報センターでも、アジアの台風進路予想をしているのです。
しかも、気象庁・米軍サイトが5日後までなのに対し、ヨーロッパ中期予報センターでは10日後まで確認できます。

このサイトで、アジアの台風情報を表示するのがわかりにくかったので、表示方法を解説します。

1.サイトトップのメニューを選ぶ

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) http://www.ecmwf.int/
サイトトップのメニューバーのForecasts → Charts をクリックします。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)トップ画面

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)トップ画面

2.Charts

Chartsのページで、Medium range をクリックします。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)  Charts

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) Charts

3.Charts catalogue

Charts catalogueのページで、High resolution forecastをクリックします。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)  Charts catalogue

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) Charts catalogue

4.地域をアジアに変更

デフォルトではヨーロッパの天気図が出るので、AreaからAsiaを選んでクリックします。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)  地域を選ぶ

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) 地域を選ぶ

5.アジア地域の天気図が表示

これで、アジア地域の天気図が表示されました。

アジア地図の下部に操作バーがあります。
操作バーを動かすことで、日時を指定して予想天気図を見ることができます。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)  10日間台風進路予想

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) 10日間台風進路予想

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の正確度

ヨーロッパの気象情報サイトなので、アジアはいい加減なんじゃない?とも思えますが、ヨーロッパと同じ精度で情報をスーパーコンピュータで分析して、予想を出しているそうです。

それでも、明日の予報ですら変わってしまう天気のこと。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の10日間予想は、あくまでも参考程度と考えた方がいいかと思います。

しかし、18号、19号と連続で週末にかかる台風。
台風19号は、10月に一度しかない連休に、沖縄だけではなく日本本土にも影響しようとしています。
本当に、この当たり方はやめて欲しいですね。