伊江島の周囲に鳥山が立つ
今年は伊江島のダイビングで回遊魚を見る機会が増えています。
そのワケをちょっと探ってみましょう。
今年は伊江島の周囲で鳥山を見かけることが多いです。
ダイビングに向かうボート上からも、1日に何度も鳥山に出会います。
鳥山というのは、海面近くに海鳥がたくさん群れている状態です。
大型の魚が小魚を捕食するため、水面近くまで追い上げられた小魚を食べようと海鳥が集まります。時には海中にまでジャンプして飛び込み、小魚を食べます。
つまり鳥山が立っている時は、海中で魚が群れているということなのです。
こんな鳥山の下に潜って、海中の様子を見てみたいですね。
今年の伊江島の海ではキビナゴが多い
伊江島の北側のドロップオフの棚の上には、例年より数多くのキビナゴがいます。
ダイビング中に海面を見上げると、キビナゴの群れがキラキラと光って綺麗です。
伊江島ダイビングサービスでは、北側のダイビングポイントに潜るとき、ドロップオフの地形をゆっくりまわった後、サンゴの棚でフリータイムをとっています。
棚の上でフィッシュウォッチングをしているダイバーの周囲にも、キビナゴが川になって泳いでいきます。
キビナゴを捕食する回遊魚
このキビナゴを捕食するのが、より大型の魚です。
今年は餌となるキビナゴが多いため、回遊魚もたくさん島の周りに寄って来ます。
ツムブリやスマというカツオの仲間、ヒラアジの群れなどが見られます。
伊江島ではサンゴがかなり復活して、サンゴに依存する種類の魚の個体数も増えています。
棚の上ではそれらの魚を観察したり写真を撮ったりすることが多いのですが、後ろを振り返ると、回遊魚の群れが通っているかもしれません。
9月に入りましたが、沖縄の海はまだまだ夏。快適なダイビングのシーズンです。
地形も魚も面白い沖縄の離島伊江島に、ぜひ遊びに来てくださいね。