ダイビングボート「あかじん2」のそばにトゲヨウジ
港や桟橋には、風向きによって集まってくる生物がいます。
大昔にダイビングボートを付けていた桟橋には、夏の南東の風の時には、様々な生物が吹き寄せられていました。
そんな生物ウォッチングも楽しみのひとつでしたが、伊江島ダイビングサービスが利用している今の桟橋は、地形上あまりそのような生物を見ることができません。
今日は南西の風だったので、海草とともに寄ってきたトゲヨウジがいました。
尻尾を草に巻きつけているのが可愛いですね。
合宿をしている学生に見せようと、トゲヨウジをバケツにすくってみました。
今は同志社大学のダイビングサークル、「ダイビングポイント」が合宿中です。
トゲヨウジをバケツから海に戻すと、巻き付いていた草が離れてしまいました。
でも、大丈夫。
ボートの出航後に、トゲヨウジは新しいアマモに巻き付いていました。
普段、ダイビングであまり目にしない生物を港内で観察するのも楽しいものです。
ツバメウオの幼魚や、ダツの幼魚、イトヒキアジの幼魚など、普段のダイビングでは見かけない魚がいたりするので、ボートでダイビングの用意して余裕があったら、周囲の海も観察してみてくださいね。
ボートダイビングに出かける前の、ちょっとしたお楽しみです。