伊江島のパッチリーフにオオエラキヌハダウミウシがたくさん

パッチリーフで、たくさんのオオエラキヌハダウミウシが観察されました。
ざっと見渡して、30個体以上。

オオエラキヌハダウミウシは他のウミウシの仲間を捕食します。
これだけたくさんのオオエラキヌハダウミウシを養うためには、どれだけ大量のウミウシが必要なんでしょうね。

オオエラキヌハダウミウシの集団

オオエラキヌハダウミウシの集団

8月中旬から最近まで、沖縄・伊江島は凪の日が続いていました。
でも、台風第14号 (フンシェン)が台風になる前に沖縄本島の東側を通過したので、久しぶりに海も時化気味。北風ですが、ダイビングが出来ないほどではありません。

そこで、伊江島の南側のポイントのパッチリーフでダイビングしました。

パッチリーフでダイビング

パッチリーフでダイビング

パッチリーフはその名のように、砂地にパッチ上にサンゴの根が点在しています。
慶良間のような海です。そしてこのポイントには、ケラマハナダイも多いです。

砂地を移動中のオオエラキヌハダウミウシ

砂地を移動中のオオエラキヌハダウミウシ

砂地をオオエラキヌハダウミウシが移動しています。
食べ物を探しているのか、相手を探しているのか・・・

オオエラキヌハダウミウシの交接と産卵

オオエラキヌハダウミウシの中には、交接しているものもいます。
ウミウシは雌雄同体で、交接時に同時にメスとオスの役目をします。

交接中のオオエラキヌハダウミウシ

交接中のオオエラキヌハダウミウシ

落ちていた軍手を見たら、卵が産みつけられていました。
ゴミとして回収するわけにはいきませんね。

軍手にもウミウシの卵

軍手にもウミウシの卵

周囲では、あちこちでオオエラキヌハダウミウシが産卵中。

産卵する砂地を移動中のオオエラキヌハダウミウシ

産卵する砂地を移動中のオオエラキヌハダウミウシ

産卵中のオオエラキヌハダウミウシを、数多く見ました。
本当に、いろんなところで卵を産んでいます。

オオエラキヌハダウミウシの産卵

オオエラキヌハダウミウシの産卵

鉄筋の杭にも大量の卵が・・・
この卵のうち、どのくらいがウミウシになるのでしょうね。

オオエラキヌハダウミウシの卵

オオエラキヌハダウミウシの卵

伊江島の南側のポイント、パッチリーフには数多くのオオエラキヌハダウミウシが集まっていました。

伊江島はまだまだ夏の水温です。
でも、これから水温が下がってくると、ウミウシ類は増えてきます。

ゆっくりマクロ撮影をするのにも最適です。
最近は飛行機のチケットの予約も早いので、秋以降のダイビング計画も立ててみてくださいね。