旧暦5月4日のハーリーが終わると沖縄は夏

今年の梅雨は雨も多く、例年より期間も長かったようです。
それでも6月末の「伊江島海神祭(ハーリー)」が終わると梅雨が明け、沖縄は夏本番になりました。

2023年の伊江島海神祭

2023年の伊江島海神祭

いつもは梅雨が明けると、「カーチー」と呼ばれる強い南西の風が吹きます。
伊江島の港は南側にあるので、北側のドロップオフに回り込むまで、ダイビングボートは時化た海を航海することになります。

ところが今年は、「カーチー」もあまり吹かず、穏やかな南風が続いています。

ダイビングは北側のドロップオフ中心

最近は毎日、伊江島の北側のダイナミックなポイントで潜っています。
水温も28℃まで上がり、快適なダイビング。

伊江島北側のダイビングポイントは洞窟が多い

伊江島北側のダイビングポイントは洞窟が多い

ドロップオフ、アーチ、トンネル、洞窟。
そして浅瀬の棚にはサンゴが広がって、小魚も多い。
もう、楽しみでしかない、ダイビングです。

伊江島、チョウハンの群れ

伊江島、チョウハンの群れ

伊江島って、意外にウミガメも多いです。
いつもウミガメが見られるポイントもあります。

伊江島はウミガメも多い

伊江島はウミガメも多い

地形派も、フィッシュウォッチング派も潜って楽しい伊江島のダイビング。
小さな魚を観察していたら、頭上を魚の群れが通り過ぎたりもします。

ムロアジ属の群れ

ムロアジ属の群れ

通常、ドロップオフのコースを回った後、サンゴ礁の棚でゆっくりする時間があります。
生物を観察したり、のんびり周りの景色を楽しんだりしてくださいね。

ドロップオフ浅瀬のキンギョハナダイ

ドロップオフ浅瀬のキンギョハナダイ

あたりまえのハマクマノミも、卵の世話をしている姿は愛おしい。
めずらしい生物でなく、当たり前に見られる魚でも、観察するのは楽しいですよね。

ハマクマノミが卵の世話

ハマクマノミが卵の世話

サンゴ礁域のやや深場に生息するアケボノハゼ。
見つけると嬉しい魚ですが、この深度はいろいろ目移りするし、長くいられないので、心落ち着かない(笑)。

アケボノハゼのペア

アケボノハゼのペア

アケボノハゼという和名は上皇陛下が付けられました。(ニチリンダテハゼ、ギンガハゼ、なども)
最近では、オキナワハゼ属のアワユキフタスジハゼ、セボシフタスジハゼも命名されています。「淡雪」「背星」、さすが上品で風情のある名前です。

伊江島ダイビングサービス、今後の予約状況

夏の沖縄って、混んでるんじゃないの? と、思われがちですが、意外と伊江島は空いている日もあります。
7月の海の日連休が終わった後から、8月お盆までの間は、夏休みなのに例年とても空いています。

ダイビングボート「あかじん2」の下にナポレオンフィッシュ

ダイビングボート「あかじん2」の下にナポレオンフィッシュ

7月7日(金)~10日(月)、7月14日(金)~18日(火)、8月12日(土)~13日(日)はダイバーのご予約多いです。
8月18日(金)~26日(土)は貸し切りです。

上記の日程を避けていただければ、ゆっくり伊江島の海を楽しんでいただけます。
ぜひ、伊江島のダイビングを計画してくださいね!!