ザトウクジラの回遊
沖縄の冬の季節になると、ザトウクジラが回遊して来ます。
ザトウクジラは、夏にはロシア・アラスカ海域の豊富な餌を食べ、秋になると繁殖と子育てのために、奄美・沖縄や小笠原、ハワイ、メキシコなどに南下します。
その移動距離は、9,000kmにもなるそうです。
沖縄のクジラと言えば、どこを思い出しますか?
ダイバーなら、慶良間や久米島のイメージが強いのでは。
でも、本部半島~伊江島にかけても、クジラが多いんです。
美ら島財団の調査
美ら島財団の調査によると、慶良間、本部(伊江島)、那覇の観察頭数は下記です。
【2021.2.22のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群14頭(親子クジラ:4群)
本 部:10群18頭(親子クジラ:3群)
那 覇:6群17頭(親子クジラ:3群)
調査最終日の3月17には、伊江島周辺で親子クジラが4群、トータル23頭が発見されています。
那覇の頭数も減っているので、そろそろ北上の季節なのでしょうか?
【2021.3.17のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/15で調査終了)
本 部:11群23頭(親子クジラ:4群)
那 覇:5群9頭(親子クジラ:2群)
伊江島でホエールウォッチングをしよう
そろそろクジラも終わりの季節ですが、今日の海は凪。でも、ガスっているというか、もやってます。
湯野川が突然、「今うちの前にいるらしいから、クジラ見に行く?」と言いだして、行って来ました。
あっ、最初に断っておきますが、皆さんが期待するようなクジラの写真はありません。だって突然だったから、一眼レフが用意できなかった。
あかじん2、出航
凪なので、ストレスなしに出港します。
気候もちょうど良いか、船の上では暑いくらい。
とりあえずは、ホエールウォッチング船の集まっているあたりに行ってみます。
湯野川が見た時よりは、だいぶ本部よりに移動していました。
ちなみに、ホエールウォッチング船はすべて沖縄本島からの船で、伊江島の船は1隻もいません。
なぜならば、この季節、伊江島に観光客はいないから。
ホエールウォッチングを開催しているショップのサイトを見てみたら、年間ツアー参加実績2万人、とか書いてありました。
年間と言っても実質3ヶ月、そして1店舗の人数で、ホエールウォッチングを開催しているショップはたくさんあります。
ザトウクジラと遭遇
今回、伊江島近海では、ザトウクジラの親子がずっと見られました。
こちらから無理に近寄ったりはしていないのに、ボートの真下をクジラが通ったりしていました。
水納島とザトウクジラ
私たちのいた船からは、水納島方面はまるで水墨画の世界でした。
でもその中で、クジラはパフォーマンスを見せてくれました。
本当にヘボい写真で申し訳ないのですが、ちゃんとした器材で撮れば素晴らしい写真になるパフォーマンスを、ザトウクジラはしてくれていますよね。
バイバイ、ザトウクジラの親子
これから、北上するザトウクジラの親子だと思います。
どうか無事に生き延びて、また帰って来て欲しいものです。
バイバイ、ザトウクジラの親子。
また、会いたいです!!
本当に、ショボい写真にお付き合いただいて、ありがとうございます。
まぁ、ちゃんとした機材があれば撮れるよねぇ~、ぐらいを想像していただければ幸いです。
私たちはいつも、伊江島で皆様のお越しをお待ちしております。